2021年第3回の英検において、高陵中2年生が英検準2級に合格しました。
上には上がいるものの、中二で準2級合格は少なく、中学生の3%*とされ(中2ではない)、1クラスに1人いるかいないか、という非常に希少性の高い資格です。
*参照できる資料を紛失したため参照先なし。
彼女の経験は、これから子供に英語を学ばせようと考えている親御さんに参考になるかと思います。
英検の低年齢猛者たちについてはこちら
どんな学習を行ってきたのか
この生徒は、小学校における英語教育を受けてきたものの、この生徒は英語本格的に始めたのは小学校6年生の時です。
使った教材
彼女の学習は、私たちのレッスンの標準的なもので、特に英検に特化したレッスンをしたことありません。
プリント式の学習塾と異なり、英検の練習問題を何度も何度も繰り返したわけではありません。
英検対策用の教材としてはこちらの教材を用いました。
英検対策用教材
旺文社の7日間完成
逆に言うと、英検用としてはこれ使っていません。
英語音読用
他には何をしたのかというと、音読教材の洋書「Frog and Toad are friends」
続いて使った音読教材「走れメロス Run, Melos, Run」
学校の英語教科書ももちろん
と、学校の英語教科書、Sunshineだけです。
どんな学習方法したのか?
これらの7日間関西に関しては、一通り解きましたが、
7日完成の大問1を何度も音読させた
大問1は知っていれば得点できる問題。知っていれば得点できますので、とにかく覚えさせることをしました。
大問4の英作文も何度も実施
英作文も、何度もさせました。これは宿題のDaily sentence (1日1文を書く)も役に立ったと思います。
教科書は徹底的に
教科書は、しっかりと押さえていました。わからない単語は調べて、意味がわかった上で、丸覚えするがが如く、何度も音読していました。
文法・単語帳はやってない
ちなみに、これ以上の文法問題集も、単語帳もやっていません。
英検準2級に中学生の間に受かる場合、中学3年生用の文法問題集をやったり、単語帳については「キクタン」などをやっている方が多いようですが、この生徒の場合やってません。
文法と熟語問題を分ける
この文法問題について、一言ありまして。。 準2級の問題を見ていると、文法が試されている問題はほとんどありません。1,2問といったところでしょう。
聞かれていることは、実は「熟語」が多い。ここを理解しなければいけません。
もちろん、文法問題はやらないよりは、やった方がいいでしょう。しかし、時間は有限です。取捨選択をする必要があります。
出題数からすると、文法問題をやることは英検対策上あまり意味がありません。
加えてお金を払った英語教室や英会話教室で、学校でも文法を習う意味もほとんどありません。
文法は飛ばしていいでしょう。
この生徒は天才ではない
この生徒は、決して天才肌ではありません。またバカ真面目でもありません。
tiktokもするし、しょっちゅう忘れ物をして怒られている普通の生徒です。
導きと、素直さ、そして少しの努力があれば英検なんぞ、いや英語なんぞ恐れるに足らずと言うことを示してくれています。
おめでとうね