英語教育について、お隣、韓国での教育事情が載っておりました。隣国で、何かとライバル意識が強い韓国の事情はは、言語的類似性などからも、良い比較になると思います。
韓国は、英語教育に一日の長
記事によると、韓国において、英語が小学校の必須となったのは、日本より20年以上早い1997年。その後も、英語教育に力を入れていて、日本と言語や文化が似ているにもかかわらず、2021年のTOEICの国別の平均得点は、日本574点、韓国679点と大きく差がついてしまいました。
韓国における学校の英語学習
現在の韓国の学校における英語時間は、小学3~4年生は68時間と日本の35時間の倍近い。
5,6年生では102時間で、日本の70時間よりも30時間多い。合計すると、小学校の間でもうすでに130時間の差がついてしまっています。
(注意:文部科学省の資料によると、語録年生の英語の時間は3、4年生と同じ68時間との記述もありました。しかし、韓国では別に設けられている「裁量時間」というのがあり、その時間にやっているところがあるそうで、それらも合計した授業時間であるかもしれません。)
学習時間が多い、というのは語学学習においては、非常に重要です。
英語は日本人に必須である
日本語がメジャーな言語ではなく、また日本がルールメーカーではない以上、広く公用語として使われている英語で、世界の人々と渡合っていくしかありません。
また、日本は孤立して生きていくわけにはいきません。天然資源、特にエネルギー源に乏しい日本は、常にそれらを輸入し続けなければなりません。そのためには、買えるだけのお金を調達する為にも、付加価値のあるものを売って、稼いで来なければいけません。
よって英語を学ばない、英語を学ばないと言う選択肢はありません(個人の選択肢としてはあるでしょうが、社会全体としてはない、ということです)。
英語はやればできる
生徒のみならず、いろいろな方と話していてよく聞くのが、「英語ができるようにならない」と言うもの。しかしよく聞いてみると、英語の学習を大してしていないことが大半です。
しかし、言語的、人種的に近い韓国の例から言えるのは、日本人が英語ができないのは、才能や言語体系の遠さではない、ということ。勉強時間が足りない、ただそれだけです。
逆に、英語は勉強すれば必ずできるようになると言うことでもあります。
これをしっかりと胸に刻んで、英語はできない理由を、他人や、環境のせいにすることなく、いそいそと勉強に励んでいきましょう。