フランスのビジネス映画
私はよく、新しくない映画を観ます。かといってそんなに古いものではなく、ただ単に新作でないものを。
最近見た映画の中に、といっても、半年位前ですが、フランスの映画があります。
その名も
「ザ キャピトル マネーにとりつかれた男」。
ロマンスの欠片もない内容
フランス的なロマンチックさ、おしゃれさも全くない、単なる金の亡者の話です。
舞台はフランスで、フランス語の映画。
話の中では、アメリカや日本出てきますが、基本的にはフランスの銀行内の権力闘争の話です。
フランス映画の中の英語
その中で、主人公である頭取が家に帰り、まだ小学生位の息子に話しかけるシーンがあります。
そのシーン、ものすごい違和感がありました。パッとは理由が分からず、「なんで変なのかなぁ」と考えを巡らせました。
なぜだったのか。
それは、息子に英語で話かけていたことでした(家庭内公用語は英語であるかのように)。
それまでは、フランス国内の話なのでずっとフランス語でした。外国人が出てくるシーンはでは英語でしたが。
しかしこのシーンは、家庭内のことだったので、急に英語が聞こえてきて腑に落ちなかったです。
主人公は、プレステか何かのビデオゲームに夢中になって、お父さんの方を見向きもしない子供に
「英語ぐらい話せなきゃだめだぞ」
と言っていました。
中華思想のフランス人さえも英語
かつてフランス語は、国際語。外交文書では、主にフランス語が使われていたほどです。
かつてフランス人と言えば、英語が下手だし、英語で話しかけてもフランス語で返事が返ってくる、と言われるほど、よく言えば自国文化を大切にする、悪く言えば不遜な人達でした。
そのフランス人がなぜ英語を、?それは英語が出来ると「儲かる」からでしょう。
もちろん映画の中での話です。他の意図があったのかもしれません。
しかし、英語が勃興し、フランス語が没落している現実がなければ、こんなシーンは出てこなかったでしょう。
とにかく英語はさせるしかない
あのフランス人が英語を勉強させるんです。
子供達に使える英語を身につけさせる時代が来たことを確信しました。