日経の記事から
先日、日本経済新聞に、元東大総長で現在は三菱総合研究所の理事長である小宮山宏氏の自叙伝が載っていました(名物コーナーの「私の履歴書」)
東大の学長、いわば「日本の頭いい人たちの中でも一番頭いい人」。
その人でさえ、英語ができず、総長になってから家庭教師をつけて英語を勉強したそうです。
英語は頭の良し悪しに関係ない
ここで、
「東大総長の小宮山氏でさえ英語が出来ないなら、私も出来ない」
と、考えてはいけません。
小宮山氏は、ただ単に英語の勉強をしてこなかったので、英語が出来なかったのです。
英語に頭の良し悪しは関係ありません。
やったか、やらなかったか、です。
英語が出来ればその分野でさえ逆転も
ここでもう一つ重要なのが、この東大総長の専門分野ですら、勝てる可能性があったと言うことです。
何か国際的なプロジェクトや事業があった際、英語が出来ない優秀な人と、英語が出来るそこそこの人、どちらがその担当やメンバーに選ばれるでしょうか?
英語ができる方が選ばれるでしょう。これをきっかけに、同僚とは異なる経験をつめる、同僚より世界が広がります。
そして次の同様なもしくは、知己をえている同じ相手とのプロジェクトや新たなプロジェクトにも組み入れられるでしょう。苦労はするかもしれませんが、多様で多くの経験を積むことができ、相対的に優位な立場に立てる可能性が出てくるのです。
ただし英会話はやるな
ここまで英語を押してきましたが、かといって私は英会話をお勧めしません。
ネイティブの言い回しや、ネイティブに近い発音を追求するいわゆる英語フリークになってはいけません。
幅広い教養を持った英語を話せる日本人となるように、学習してほしいと思います。