みなさん、こんにちは。 連日寒くて雨の日が続いていますが、本日土曜日は、朝日も見えて久々に気持ちの良い朝になりました。 残念ながら明日からはまた天気が崩れるようです。。 日光が恋しい!
さて、Nikkei Styleという日本経済新聞系のサイトに、
と言う、転職エージェントによる、ビジネスマンの英語力に関して「外資系やグローバルビジネスを展開する会社への転職」という視点からかかれた記事が掲載されていました。
ちょっとこの論旨が気になるので、記事にいたしました。
英語力より仕事力←もっともらしいが、、
グローバルビジネスや外資系で必要なのはまず「仕事力」
と章題付けされており、英語力より仕事能力の方が重要だと説いています。一見すると、なるほどと思いますが、考えてみると「当たり前のこと」を言ってるだけではないでしょうか。
どこの世界に、言葉ができることが優先される世界があるのでしょう。日本企業では、英語力が優先される、とでも言うのでしょうか。
私たちのような「英語を」ビジネスにしている業界においても、英語力のほうが仕事力より大切、と言う事はありません。
英語さえできていれば良い、と言うのは、学生のうちだけではないでしょうか。
「攻撃対象」を見つけ集中する
「仕事力」はどう証明する?
なぜこの点についてネチネチと言うのかと言うと、これは人を誤らせるからです。
「仕事力」を測ることは大変に難しい。
営業の人間等であれば、どれだけ売り上げに貢献したかを数字で示すことができます。しかし、大体の人に簡単な指標はなく、評価は簡単でははありません。
だから、企業側の求めとのミスマッチが起こり、離職、解職につながるのでしょう(社風や人間関係などに基づく退職ももちろんあります)。
外資系などに転職するためには、まず「仕事力をつけよう(証明できるように)」などと考えると、やるべきことがよくわからず、何も進みません。
自分で影響を与えられない要素に拘っても意味はありません。それらは無視して、自分で何とか出来る対象「攻撃目標」を見つけ、それにむけて集中して取り組むべきでしょう。
あれもこれも必要だ、となると、何も達成できなくなります。
英語学習においても
これは英語でも同様で、英語を話せるようになるには、
- 文法が必要だ
- 語彙力が必要だ
- 熟語を知らなければならない
- リスニング力をつけよう
- ネイティブの言い回しを身に付けよう
- スラングも大切
- イギリス英語とアメリカ英語の違い
などと言っていると、いつまでたっても英語力は上達しません。
何をすべきか、わからずやみくもに英会話に通い、結局何も得られず挫折するするケースはよくあります。
最悪なケースは、ネイティブ講師のアドバイスに従うこと。「映画を見ろ」などと言われて時間を浪費するケースがあります。しっかりと、「何をしたら英語を話せるようになるのか」を明確にし、それに向けて「全集中」すべきです。(その具体的な内容はこちらから。これも日経新聞に関する記事からでした。英語の勉強法はもう充分←日経)
空気言葉には注意
この記事は「空気言葉」なのです。重要なことを言ってそうですが、あまり実効性がありません。
もっとも、この転職エージェントの方のもとには、「英語だけはやったので外資に転職できるはずだ!」などと勘違いされる方がたくさん来て、ウンザリしているので、こういったことをおっしゃっているのかもしれません。
もっと邪推すると、日経新聞社が主催している、「就職・転職時のアピールに」と盛んに宣伝している「日経テスト(日経経済知力テスト)」を受けさせようとしてるのかも知れませんね。(リンクは貼っていません)