家での英語のやり方として英語、音声の「かけ流し」をお勧めしている記事が載っていました。
家中で英語音声をかけるだけで子供はペラペラに…海外留学・インターいらずの「おうち英語」とは何か
このかけ流しは、英語だけに留まらず、他の勉強においても使われている、とおもいます。
聞き流しだけで英語が話せるように？
睡眠学習も、一時期流行った気がします(睡眠学習は、寝ている間もずっと音声で勉強の内容を流しておき、寝てる間に学習が進んでいると言うものです)。
この記事では、「英語の音声をかけ流すだけで、子供は勝手に英語ペラペラになる」と言う章を設けていますが、果たして流しているだけで、英語が話せるようになるほどの効果はあるのでしょうか？
このサイトでは、掛け流しをずっとやってきて、9ヶ国語を話せるようになったと言うユーチューバーの例が紹介されています。
このYouTuberは、多言語取得で有名なヒッポと言う団体に通い勉強されたそうです。
聞き流しは皆に有効か？
英語だけでなく、9カ国語も話せるなんて、英語という一か国語だけにに苦労している我々からしたら、とんでもない効果です。ですが、このかけ流し勉強法は本当にみんなとって有効なのか、これはよく考えなければならないと思います。
事実だが再現性はない
以前もブログで書きましたが、英語の勉強法は健康法、ダイエット法と同じで、極端な方法は真似をしてはいけません。
たまにテレビなどで、「ヘビースモーカーで酒も毎晩飲み、運動もほとんどしない長寿のお年寄り」等を見かけます。
これを見て、タバコや酒は身体に悪くなく、運動もする必要はない、とは思はないですよね？
しかし、同じレベルのことを、英語や勉強においては信じてしまっているのです。
たまたま有効な対策であったり、たまたま（悪影響を及ぼすものが）無効であったりしたものを、あまねく通ずると思ってはいけません。
これらの偶然があなたに同じように起こることはほとんどないのです。
オーソドックスな英語学習法を
よってやるべきことは、常識的な事です。
- 英語の語彙を音読を通じて増やす
- 英語を聞いて真似をして覚える
となります。
これらによって、英語は、必ず、誰でも、「続けていれば」できるようになります。
ですので、英語学習法をググったり、情報収集に時間を費やしたりしてないで、とっとと英語にとりかかりましょう！
余談
この著者は、下記のように聞き流しを勉強時間にカウントするとおっしゃっています。
日本人が英語で話し始めるようになるためには、5000時間～2万時間程度のインプットが必要だと言われています。家でそれだけの時間、英会話ができる時間を確保しておくのはなかなか難しいですよね。そういった意味でも、家でずっと動画を流しておくだけの「かけ流し派」は効率的で、理にかなっているのです。
家中で英語音声をかけるだけで子供はペラペラに…海外留学・インターいらずの「おうち英語」とは何か
英語ができるようになるのに、日本人が多くの時間を費やさなければならないのはわかりますが、「聞き流し」がカウントされるなら楽なものです。
これが有効であれば、私の英語は遥かに早い時期に、相当の英語力になっていたはずです。
なんなら、第二外国語さえも話せるよになっていたでしょう。
この部分は、この記事やこの著者の信憑性、信頼性に大きな疑問を抱かせます。