英語のレッスンを受け被っている氷見市宮田学童では、今年の3月にマジョリティーだった生徒たちが卒業し、現在は生徒の学年構成がバラバラになっています。
上は6年生から下は3年生まで。
アルファベット未修者は避けていた
6年生が大多数だったことには、理由があります。
私自身が、アルファベット未就学児に教えたことがなく、また低学年が学ぶべきフォニックスを学んだこともないため、教える自信がなく、断っていました。
しかし、フォニックスは学校でやるから良く、この理由だけで英語をやらないことは機会損失だ、と言うことで、全学年を対象に行うことになりました。
学童ならではのレッスンスタイル
学童は基本遊び場所
学童での英語のレッスンとそれ以外でのレッスンの大きな違いは、既に出来上がっている関係性の中でレッスンを行うという事。
様はおちゃらけ易い。
勝手を知った場所で遊び友達と普段は遊ぶ場所でレッスンを行うので、レッスン中も気もそぞろになりがち。
上級生を巻き込む
そこで最近では、上級生を下級生のレッスンに巻き込むことにしています。
なかなかこちらの言うことは聞かなくてもお姉さん、お兄さんの言うことは聞くことが多い。
なので管理がしやすくなります。
英語面と英語面以外のメリット
この方法を取ることにより、管理が楽になること以外に様々なメリットがあルことを発見しました。
英語のわかりにくい箇所がわかる
これは「あるある」ですが、習いたての生徒のわからないところが上級生にはわかるようで、丁寧に解説してくれます。
上級生の英語能力向上
これもまた「あるある」ですが、上級生は人に教える事で、自分の曖昧なところの理解が進んだり、自分が理解していなかった事がわかり、上級生の英語能力の向上にも役立っています。
上級生の自己肯定感の向上?
教える、頼られると言う経験は、上級生の自尊心をくすぐる様です。
下級生のレッスンへの同席を求めると、
「えー、面倒臭い」
とか最初は言いますが、どこか嬉しそう。
そして、次からは、
「今日は教えなくていいの?」
と、やりたそうに尋ねてきます。そして、「今日も頼むよ」とお願いをすると、
「しょうがないなー」
と嬉しそうに去って行き、わざわざ周りに、
「今日は英語教えなきゃいけなくったから、あんまり遊べないから」
と聞かれてもいないのに、みんなに言いふらしています。
全体としてプラス
もちろんデメリットもなくはありませんが、全体としては良い効果の方が多いと思います。
学童で英語等を学べるのは羨ましい
前に何度も紹介していますが、氷見市の学童では、様々な習い事を習えます。それも格安で。
聞くところによると、他所ではただ事故が無いよう見守ることしかしない学童もあるようです。
過去記事:学童でのオンライン交流についてはこちら
日経新聞で取り上げられた件については(学童の質改善、情報共有から 笠井伸一朗氏)
氷見市の学童は幸せですね。