昨日11月18日、いろんなメディアが取り上げている話題がありました。
EFエジュケーションとか言う、全く聞いたこともない会社の世界レベルの英語測定で、日本はランキングを下げたと言うニュースです。これはNHKや、日経新聞はたまた日本テレビ系列のメディアでも取り上げられており、比較的大きなニュースとなりました。
このランキングによると日本は93位で、お隣りの韓国はおろか、カンボジアにも負けていると言う、惨憺たる結果でした。
日本の英語力が低いとはなにか
私の感じる日本の英語の問題点は、国民全体の英語レベルが低い、ことに加えて、エリート層の英語力が低い、と言うこの2点に分けられると思います。
その点において、この結果を待つことなく、日本の英語教育は「敗北」している事は間違いありません。
しかし、これのどこを改善していくべきでしょうか?
エリート層の英語力は改善すべき
先程の、日本国民全体と、エリート層が低いということですが、日本は国民全体は低くても良いが、エリートはできる、と言う状態に持っていくべきだと思います。
「国民全体の英語力が高くて、エリート層が低い」と言う事はまずあり得ません。よって、国民全体の英語力向上が理想的ですが、それにはコストがかかるので、とりあえず「エリート層」の英語力は向上させなければなりません。
エリートの英語べたは改善できる
こういった議論には必ず下記のような反応が出てきます。
- まず国語力(日本語力)を上げるべきだ。
- 日本は植民地支配を受けていないから、下手なだけ
これらの意見は最もですが、お隣の韓国や台湾を見てみると、この指摘はあまり当てはまらないのだろうと思います。
別にこの二カ国とも西洋の植民地になったわけではありませんし(日本の一部でしたね)、国語力が低下しているとは思いません。
英語力を国民レベルで向上させなくてもよい
日本では英語は必要だった
日本は英語を使う必要がない環境だった、とは言えます。この環境が日本人の英会話力を伸ばしづらくしている事は間違いないでしょう。
そういう意味で、この英語を使わなくて良い国の民全体が英語力を強化するは必要なく、日本の国力を増進する矛の役割を果たす「エリート層」には英語力を身に付けてもらうことが必要となると思います。
エリート層で(大学卒業レベル)で、英語が話せないのは、私の知る限り日本くらいです。外国との折衝が必要なビジネスマンは、ほとんど英語が話せます。
よって日本の(エリートへの)英語教育の改革は待ったなしであると思います。
エリートとインバウンド産業は英語を
ということで、考え方として、将来エリート層を目指す人や観光業などのインバウンド関係につきたい人だけは、英語をやるべきで、それ以外の人は、英語などと言う習得に時間がかかり、コミニケーションツールなだけであるものに時間やお金を投資するのはもったいないです。
それよりも技術や個性を磨いて、もっと本業の深さで生きていくべきです。
というか、この指数・テストとしての信ぴょう性はどうなの?
さて、そもそもこのテスト皆さん知ってましたか?私はさすがに知っていました。毎年このニュースが配信出るからです。それ以外では聞いたことありません。
そもそも、肌感覚としてペルー、メキシコより日本人の英語力が低いと言う事は、ありません。彼らは、簡単なバスや銀行(バンク)と言う単語すら知りません。そもそも英語と言う授業がないとのことで、非常にレベルが低いです。
また、この順位の付け方として、この会社の試験を受験した人の国籍で測っているそうですが、上記にも書いたように、こんなテスト知らねえよ、だと思います。この試験のランキングにはシリアやアフガニスタン、イエメンが入ってますが、
「おいおい、この国の人たちが本当に受けてるの?」
といたくなります。
また、これらの国々の人でこのテストを受けているのは、間違いなくお金持ちやエリート層の人でしょう。英語はぜいたく品で、一部の人しか必要ないでしょう。
ということで、エリート層の英語力の向上は待ったなしです。