大人の英語は気を長く

皆さんこんにちは。4月も下旬に入りました。それぞれ新しい環境での生活の疲れがピークに達した頃ではないでしょうか。

あと1週間頑張ればゴールデンウィーク。もう少しだけがんばりましょう。

さて、大人の方も新しい部署に配属されたり、新しい仲間に触発されたりと、心機一転何か新しいことに挑戦しようとされ、その選択肢の1つとして英語を選ばれる方も多くいらっしゃると思います。その方々へ向け、少しでも参考になればと思い、本ブログを記しました。

大人の英語の英語はキツい

結論から申し上げると、英語の習得はかなりきついです。それなりの覚悟、もしくは心の余裕を持って望まれる方が良いと思います。

もちろん、私たちは手伝いをさせていただきますが、責任がありますので、甘いことを申し上げません。まずは、学生時代の英語の勉強との違いの視点から

学生とは環境が異なる

学生は勉強が仕事

大人の主要任務は仕事、子育て、家事です。それらが終わった自由時間に、英語の学習を行う必要があります。いわば英語は余暇です。

ここが学生時代と異なる点。学生時代は、勉強さえしておけば、後の事は他の人がやってくれましたが、今そんなことをすれば、配偶者から怒られたり、子供から大ブーイングです。

当然、英語に費やせる時間は短くなりがちですし、また疲労下での学習となってしまいます。

勉強時間が短くなる

先ほども書きましたが、当然学生と比べて学習時間は短くなりがちです。加えて、任務中に英語の授業も受ける事はありませんので、ダブルで時間が短くなります。それに伴って、学習進度、理解が遅くなります。そうなると時間がかかり、挫折する可能性が高まります。

学生は英語を長い目で見られる 

学生のみなさんの英語の目標は、良くも悪くも長期目線です。「大人になったら」や、「いつか英語ができるように」と言った感じで、曖昧ですが、とにかく長いスパンで考えています。

もう少し現実的に考えている学生は、「大学に入った18歳になったころ」や、「大学4年で就職活動をする頃」、と言った感じで3年から6年単位です。

対して大人は短期目線の人が多い。これは本人たちに聞いたわけではありませんが、今までの人たちを見ていると、そう考えている節があります。

大人英語は目標が曖昧な上、難しい

これは、多くの大人の方は、漠然と英会話ができるようになりたい、と考えているからだと思います。しかも、その英会話は、多くの場合「ハリウッド映画」に出てくるようなもの。

これは考えているレベルと、現実のレベルがあまりに乖離していて、そもそも達成が難しい

  1. 勉強に費やせる時間が少なく進まない。
  2. そして、久しぶりに時間が取れた時に復習してみると、全然見についていない。
  3. そもそも英語が必須ではない

その結果、「ここんなんじゃ永遠に英語なんかできるようにならない!べつにできないままでもいいや」

と英語学習がストップ(永遠に)してしまいます。。

そもそも会話は難しい

そもそも会話能力(スピーキング)は、英語を使う中でもで一番難しいものです。会話には、リスニングの技能も求められますが、スピーキングはそれよりも上級。

相手の言うことが聞けてもうまく返せず会話にならない、と言うことがあるように、スピーキングと言うのはリスニングの後に身に付くもの。

うまくスピーキングができないことが、英語力は全く上達してないと誤認し、諦める。

以上のような事は、大人の英語に広く共通してると思います

社会人の英語は削ぎ落としが大事

と、いろいろ述べてきましたが、ではどうしたら良いのかと言う案もあります。

ちなみに、社会人の状況を抽象化すると、

  • 時間がない。
  • 会話ができれば良い 

の2つに収斂されると思います。

よって、下記のことに留意しましょう。

とにかくインプット(語彙を増やす)

何よりも意識すべき事は、頭の中に英語の語彙を増やす努力をすることです。

語彙力は、英語の大体のことを解決してくれます。

語彙力があっても、聞き取れないこともあるし、口から出てこないこともあります。しかし、知らない事は、絶対に聞き取れないし、話すことも出来ない。

ですので、知っていると言う事は重要です。

そのインプットをアウトプットを通じて

そして、そのインプットはアウトプット(音読)を通じて行いましょう。

学生の時のように、書いたりして暗記するのではなく、喋って覚えましょう。なぜなら喋ることが目標なのですから。喋る練習なくしてしゃべれるようにはなりません。

そして、

とりあえず細かい発音は無視

細かい発音(ネイティブのような発音)はできなくても良い、と腹をくくりましょう。そうでなくても英語は十分に通じます。

別の記事でも述べていますが、そもそもネイティブ英語を話している人は、英語を話せる人の中で、約25%。ほとんどの人は、それぞれのアクセントや、訛りのある英語を話しているのです。

英語を話す人のうち75%がノンネイティブ

それで充分通じているのですから、あなたばかり、完璧な英語を求められていると言う事は無いのです。

細かい英文法も無視

文法も細かい事は気にしないようにしましょう。もちろん、最低限の文法がなければ、意味が通じません。ですが、文法の本を手に取ったり、語源がどうのこうのを説明している本で勉強するのはやめると言うことです。

無視して良いのかということではありません。文法は、上に挙げたインプット(語彙力)の中で、丸覚えしてしまうのです。

中学英語に徹する

社会人だから、ビジネス英語、などと考えず、中学英語に徹しましょう。中学英語でビジネス英語もほとんどが代用できます。

オーソドックスな内容だけで、ネイティブの砕けた言い方も無視です。そんなに手を出したらいくらあっても足りませんし、知らなくても事足ります。

英語は誰でもできるようになる

当ブログで何度も繰り返し、申し上げていますが、英語は誰でもできるようになります。 資格試験と異なり、誰かがうまくいけば、誰かが落ちる、というものでもありません。英語は誰でもできる。

ですが、その習得には時間がかかるのです。ですので、あきらめず、燃え尽きない勉強法ややり方を見つけましょう。

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