地方の高校からハーバード大学へ進学し、現在もテレビなどでコメンテーターとしても活躍されている廣津留すみれさんのお母さん、廣津留真理さんの書かれた記事がありました。
記事はこちら「海外経験なしで小3で英検2級合格を実現させた「いますぐ家でできる」勉強法」
英検2級には週1回75分では受からない
そこで気になる文章が冒頭にありました。そこには、
週1回75分のオンラインレッスンで、子どもたちの抜群の英検合格率を誇る英語教室がある。
海外経験なしで小3で英検2級合格を実現させた「いますぐ家でできる」勉強法
廣津留さんの英語学習メソッドは、ご自身の娘さんをハーバード大学に入れるなど素晴らしい実績があります。
が、「週1回75分」のレッスンだけでは、絶対にこのような結果は出せません、絶対に。大切なことなので、もう一度言います。絶対に週一回、個々のレッスンを受けるだけでは、お子さんが、それも小学三年生が、英検2級に受かる事はありません。
この様な結果を出すためには。2つの要件があります。
上澄みを掬っている
結果を出す要件
それは、
- 親のフルコミットメント
- 子供の素養
です。
この記事を見て言えるのは、この方ヒロツルさんの実績は本当に素晴らしいものです。
私も関西ローカルのテレビ番組を、ここ富山でTVerを使って何度も見ました。学ぶことが非常に多く、また強烈な個性に魅了されました。
そして、この確固たる実績と先生の個性が、
勉強できる子供+全面支援する(できる)親
と言う、良質な家庭を引きつけています。
英語学習を家庭に担わせている
そしてこの家庭に、必要な英語教育の一部を分担させる事で、「(塾では)週一回75分だけで」このような実績を生み出せているのです。
実際に、ここで紹介されている家庭学習法をどれだけの家庭が実践できますか?
ここまで、子供に対して時間を使える家庭も多くないですし、よくわからない英語がずっと流れているYouTubeを見続ける、もしくは耐えられる子供も多くないでしょう。
実際にこの方は家庭教育の重要性を口を酸っぱくして仰っておりますが、仰る通りです。
しかしそんなことできる、やり切る過程はほんのごく少数です。
英語塾としては素晴らしいビジネスモデル
これは、本当に素晴らしい循環が生まれていると思います。よい家庭の生徒が集まり、それらが勝手に育ち、それが新たな名声を産んで、新たな顧客が来る。
英会話教室経営として、うらやましい限りです。
安易にいろいろな英語勉強法に飛びついてはいけない
ここで私が言いたいのは、嫉妬心からのディスりではなく、巷に溢れる英語の甘言や、(今だけ割引の)情報商材的な英語勉強法を信じてはいけない、と言う事です。
英語、英会話だけでなく語学に近道はありません。
英語力は英語に費やした勉強量+頻度に比例します。
徐々に徐々に、そしていつの間にかできるようになっているものです。そしてそれは地道な音読、これが日本で出来る最も効率的で合目的な勉強法です。
(関連記事:英語の勉強法はもう充分←日経)