英語学習は目標と目的を常に見直す

英語学習の羅針盤:忘れてはいけない「目標」と「目的」

英語学習は目標を忘れず、目的も見失わないことが大切です。

皆さんにとって、もしくはお子様にとって、英語は何ですか?

こういったことを考えたことがありますか?こうした問いを定期的に見直し、考え、自分のやっていること、お子さんに対してやらせていることを見直すことは極めて重要です。いわば、方向の修正を定期的に行うということが重要だということです。

ともすると、英語学習の成果として、ネイティブのような発音、きれいな発音、と言うことに意識が向かいがちです。これらは良いことであり、誇らしいことです。できればきれいな発音、濁りや訛りのない英語を話せるようになりたいものです。

しかし、これらは私たちが英語を学ぶことの本筋ではないということも、同時に認識しなければいけません。

「ネイティブ神話」に惑わされない!目指すは英語を話す日本人

私たちが目指すべき理想像は「英語が話せる日本人」であって、アメリカ人のように(イギリス人のように)話せるようになることではないということです。

英語は単なる道具です。そこに投資しすぎるべきではありません。

と言うのも、ともすると日本人は「発音が良い」ということに投資しすぎる傾向があるからです。

先ほども申し上げましたが、発音が綺麗で訛りのない英語を話せるに越したことはありません。しかし、そればかりを目指してしまうと、方向がずれてきます。

英語というのは簡単に話せるようにはなりません。膨大な時間と労力が必要となります。
ただでさえ挫折する要素が揃っているのが英語です。

ですので、「きれいな発音を目指す」という、そこまで重要ではない要素に時間や労力を費やしてしまうと、長い道のりがもっと長くなってしまい、途中で挫折する可能性が高まってしまうのです。

皆さん、インド人はITの世界で極めて重要な役割を果たしています。もともと理数系に強いと言われていることと、英語を話せることが強みです。

しかし、その英語を聞いたことがありますか?極めて訛りが強く、ネイティブの英語からは程遠いです。しかし、日本人の英語よりは聞き取りやすいと言われていたりもして、世界で活躍しています。

(念のためにですが、上記の動画の人は英語を話していますよ)

今のEUの上級代表であるカラス上級代表の英語を聞いてみてください。この方は例えばエストニアの出身で、英語がネイティブではありません。

彼女の英語だって、ネイティブのそれとはまったく異なります。しかし彼女は、自国の首相まで勤め、EUで活躍しているのです。

カラス上級代表のインタビュー動画

努力の方向を見失ったら?軌道修正のヒントとサポートの活用

皆さんの努力の方向を間違えてはいけません。しかし、人間は誰しもいつの間にか違った方向に向かってしまっているということはよくあります。その時にはっと気づいて、方向修正をするということが極めて重要になります。

しかし、自分だけで気づくのはなかなか難しいものです。ですので、こういった英会話教室があるわけです。

とかくお子様に英語を習わせている親御さんに、英語の発音を気にしすぎるという傾向はよく見られます。「間違った発音を身に付けさせてはいけない」とも言われます。気をつけてください。

ネイティブを目指す暇があるなら本でも読め