ノートは何のためにとるの?
スクールの生徒でもノートを作る生徒がいます。
色ペンを使ったり矢印を書いて「注意」などと丁寧に書いています(逆に、指導しても「ふーん」で終わる生徒もいます。これはこれで困っちゃいますが)。
私は「英語にノートなんかいらない」と言っています。
ノートは見ないし、見れないから
なぜでしょうか?
ノートは見ません
ノートなんか見直す事はありません。復習するときに、ノートを参照することはほとんどありません。私もやっていなかったと思います。見ないものを作るなんて意味がありません。
ノートはありません
そして見たい時にノートはありません。
ノートを書いていけば、どんどん新しいものになっていき、古いものはすぐには手の届かない場所に片付けられてしまいます(取って置いても結局見ないけどね)。
加えてノートには目次がないので、どこに書いてあるのかわかりません。探すのも一苦労です。
ここまでくると、ノートなんて無駄ですね。
ノート代がもったいない、ペン代ももったいない、そして何より時間がもったいない。
特に真面目な生徒の方には、丁寧に丹精込めて書き、色は何色も使い、線は律儀に定規を使って書く生徒がいます。
ノートを作ることが目的となってしまっています。
加えて、作ったことにより「勉強した感」「充実感」を得られると言う麻薬効果があります。
ノートじゃなくて教材に直接書け!
どうしたらいいの?
私は「教材に直接書いてしまえ」、と言ってます。
気づいたことや、注意点等は直接書き込む。
少しごちゃごちゃするなと思ったら、付箋などに書いて、そこに貼っておく。
そうすることで、その箇所に関するすべての事はそこを見ればわかるようになります。
漏れや抜けがなく、また後から見れないと言うことありません。
これは教科書、参考書に限らず問題集も同様です。
なぜなら、問題集は解くためにやるのではなく、覚えるためにやるからです。
次の写真をご覧ください。これはTwitterで、予備校の講師が世界史で満点を取った生徒の教科書を画像に撮ったものです。
凄まじい量の書き込みです。世界史と教科は異なりますが、記憶科目と言う意味では一緒で、これ1冊で必要な情報は全てOKと言うことです
英語は覚えてなんぼ
英語は語彙力がほぼ全てです。よって記憶しなくては意味がありません。
問題集も覚えるためにやると割り切り、後で見たときには、そのページで全てがわかるように書き込んでしまいましょう。
もし後でもう一回解いて覚えたかどうかをやりたいと思うのであれば、同じモノをもう一冊買いましょう。
確かに、同じ本を2冊買うと言うのは抵抗があります。
しかし習ったことや、問題集の内容を余すことなく吸収すると考えれば、安い投資でしょう(と自分にも言いきかせてます)。
「後で古本として売るからきれいに使おう」、「弟も使うから、、、」、などとケチな事は考えるべきではありません。
たった1000円位をケチって、将来得られるもっと大きな果実を無駄にするのは愚の骨頂です。
ぜひともお試しください。