英語力のせいで学力高い日本が埋没?

日本の学力はトップレベルだが

PISAで日本の学力はトップだし改善も

先日、PISAと呼ばれる15歳を対象とした国際的な学習到達度テストの2022年の結果が発表されました。

「PISA」は、OECD(経済協力開発機構)が主催する世界的な学力調査で、正式には「Programme for International Student Assessment」と呼ばれます。一般的には「ピザ」と呼ばれることが多いです。この調査は、2000年から3年ごとに行われており、2022年には8回目の調査が実施されました。日本は最初の調査からずっと参加しています。参加国・地域は回を重ねるごとに増加し、2018年の調査では79か国が参加しました。

2018年の調査では、日本は科学的リテラシーで2位、読解力で11位、数学的リテラシーで1位の成績でした。結果として、2018年の結果と比較して、すべての分野で平均得点が上昇し、81の国と地域における順位も変動しました。以前課題視されていた「読解力」は前回の15位から3位に向上し、「数学的リテラシー」は6位から5位、「科学的リテラシー」は5位から2位に上昇し、これらの分野はすべて世界的なトップレベルに達しました。

トップレベルなのになぜ?

でこの日本の優れた結果、学力を見ると疑問が思い浮かびます。

  • 日本はなぜ停滞しているのか?
  • 日本人はなぜ海外で活躍できないのか?

などなど。

日本が停滞していることに様々あると思いますが、ここでは、世界的に活躍できる人が少ないことについて言及したいと思います。

グローバルスタンダードは外国文化?

そもそも、世界で幅をきかせているグローバルスタンダードと呼ばれているもの、ルール、行動規範、は日本の文化に根ざしているのが少なく、主にヨーロッパ(特に西欧)起源のモノです。

法律やルールは愚か、「議論」「ディベート」なども欧米が起源で、発展したきたもので、寡黙を良しとする日本人に適応しろというのは簡単ではありません。

ですので不利であると事は間違いないでしょう。

英語の問題は大きいだろう

英語ベタはピカイチ

またコミュニケーションの手段である英語ができない、と言うのはかなり大きな問題です。

コミュニケーションができなければ、組織を束ねて、統べ率いることは出来ません

ご存知の通り、日本人の英語力は、世界はおろか、アジアの中でもかなり低い方です。これでは、世界で活躍するスタートラインに立っていないと言えるでしょう。

(参照:日本の英語力ランキング←EF education

英語ができないは負の循環に

また、英語ができないということは、それ自体だけでなく、私たちのマインドにも大きな影響与えます。

ただでさえでしゃばりすぎないように考える日本人が、英語でのコミュニケーションに自信がなければ、もっと話さなくなる、発言しなくなる、で、グループや組織の中で埋もれていきます。

そうなれば、自然と社会の「階段」を上っていく事は困難になっていきます。

英語力の改善は楽な方です

さて、能力と、英語力ですが、この2つを比較した場合、どちらを改善する方が大変でしょうか?

英語の方が簡単で、能力を上げる方がはるかに大変ですよね。

能力は、生まれつき頭もありますし、教育システム全体を改善していかなければなりませんが、英語は一科目であり、後天的に身に付けることができます。(ですが、今まで半世紀以上の日本の英語教育を見ていると、簡単では無いのかもしれませんね。)

英語さえできるになれば、もっと世の中で、世界で活躍する日本人が生まれるようになるでしょう。

ぜひとも、英語ごときで、活躍するチャンスを逃さないように、皆さんちょっとずつ英語を勉強していってください。