第二回の英検の合否の判定が出て、3級以上の受験者は現在二次試験に向けた練習に精を出している頃だと思います。
そこで改めて英検における英作文の重要性について再確認してみたいと思います。
ここでは英検3級についてです。
英作文は意外に簡単?
下記は、英検協会のホームページに載っている今回の英作文の問題です。
Which do you like better, hot weather or cold weather?
英検協会のHPより
寒いのと暑いのどっち好き?と言う事ですね。
これに対して
- 理由を二つ
- 25文字から35文字
で回答する必要があります。
それの英検協会の模範解答は、
I like hot weather better. First, I can enjoy swimming in the pool when the weather is hot. Also, I like to eat ice cream on a hot summer days.
同上
となっております。
文字数にして29文字、現在完了や受け身など、とっつきにくい文法や、難しい単語などは一切使われておりません。
英作文は高得点が期待できる!
これは英検協会が考える満点解答でしょう。
これから導き出されるのが、
基本的な分を間違えずに書いておけば(満点は取れずとも)高得点は狙える
と言うことです。
ここで、多少前置詞や、to不定詞の用法を間違ったとしても多少の減点されても、高い得点が得られるはずです、
この英作文で、配点の8割から9割取得すると言うのはかなり大きいです。
英検の配転と合格点を見てみる
ここで英検の合格点と配点を見てみましょう。
配点は三等分
まず配点は、リーディング、リスニング、ライティングでそれぞれ3等分です。
もう一度言いますが3等分です。
この短い簡単な英作文が、30問以上あるリーディングやリスニングと同じ配点です。
合格得点率は約7割
そして、合格得点率は、約67%以上です。
約7割を取得する必要があると言うことです。
この2つを合わせて考えてみます。
英作文の高得点は合格へ導く
他の二つを「2割」にしてくれる
英作文で8割取れたとすると、配点割合である33%の8割を取ったことになり、それは、全体の26.4%を得点したことになります。
合格得点率の67%から、26.4%を引くと40.6%。
リーディングとリスニングで合わせて40.6%ですから、それぞれを20%程度取れば合格できると言うことになります。
これはものすごい数字です。
全部「1」を選んでも合格する
だって4択なんですから、確率論から言って、全部選択肢「1」につけても25%取れる。
極端に言えばリスニングとリーディングの問題では、変に考えて、結果として誤るリスクを犯すのではなく、選択し「1」だけを選び、余った時間を英作文に全振りして、得点を9割狙っていってもいいわけです。
もちろんこれは極論ですが、この「簡単な」英作文には、
高得点を取るチャンスがあり、これだけのインパクトがあるので、頑張りましょう
ということが言いたかったのです。
今回残念な結果となった方、次の機会には、英作文を頑張ってみませんか?