先日本ブログで紹介したDIMEと言う雑誌のウェブページの記事に、前回のトピックの詳細が出ていましたので追加で紹介させていただきます。(リンクはこのページの最後に)
大人の英語の学び方、考え方、方針を立てる上で参考になるかと思います。
なお取り上げ方は私の独自の視点ですのであしからず
(前回記事:大人(社会人)は英単語を重視しよう)
優先事項は「聞く」「話す」
今回の英語に関する調査によると、社会人の英語を話す人の多くは、英語の要素の中で優先的に取り組むべきことは、
一位 リスニング 62.2%
二位 スピーキング 46.8%
アンケート調査でわかったビジネスパーソンにとって最も効率的な英語学習法
(以下略)となっています。(複数回答が可能なため大きな100%以上になる)
当然の結果
これは順当な結果でしょう。仕事上で英語が必要な時、例えばEメールを書かなくてはいけない、とか英語の文章を読まなければならないなどは、時間さえかければ読む事は可能。
今はGoogle翻訳などもあるので、英語→日本語はなんとなく意味が分かりますし、逆のパターンも相手は何となく意味がわかるでしょう。
しかし、英会話に必要な「聞く」「話す」はそうはなかなか行けません。その場でしっかりと聞けないと流れていってしまいます。言葉は見えませんし、巻き戻しも難しい。
話す、にも即応性が求められます。
ここまで書くと、
「前回お前が言っていた語彙が重要と言ってる事は異なるじゃないか!」
と思われる方もいるかもしれません。
しかし語彙力は、言語の土台で、英語力の礎となります。
語い力は基本の「き」
「語い力」は「聞く」、「話す」とは別立てで考えなければなりません。
言葉を知らなければ、絶対に聞き取れませんし、自分の口から発せられることもありません。
語い力は上記2つの事とは分けて考える必要があるのです。
しかしかといって、英語学習に費やせる時間は限られており、別立てで考えると言われても、別に時間を準備するわけにはいきません。
そうだ、同時にやってしまえ!
だったら、語彙力の獲得と「聞く」「話す」を同時にやってしまえばいいんです。
それは英語の本の音読です。
興味のある本や、仕事で必要な本を音読していて、そこに出てくる単語を調べて音読し、自分のものにしてしまうのです。
この「本」には、英単語帳も含みます。TOEIC、IELTS、TOEFLや英検などの対策では、バラエティに富んだ語彙力が必要となるので、それ向けに作られた単語帳を読む必要もあります。
しかしその単語帳は、英単語と日本語訳が載っているのでばなく、それを使った文と、それを読み上げた音声がついているものでなければダメです。
それを何度も聞いて、何度もぶつぶつと読み上げる。
そうすることで語彙力とともに「聞く」「話す」ができるようになるのです。
本の音読、軽視するべきではありません。
P.S 正直、前回のDIMEの記事の結論が「英単語が重要」というものだったので、「なんだそれ?」と思っていましたが、今回のDIMEの記事の一環だったということで納得しました。