クリスマス以来、雪らしい雪も降らずとても過ごしやすい日々が続いてますね。そして気が付けば一月も19日。もうすぐ年が明けて3週間になる、というのに、本投稿が今年初めてのブログ。すっかりご無沙汰しておりました。
英検2級が今年も目標という社会人が
さて、少し前の1月4日のFNNの記事に、仕事始めの日の記事が出ておりました。今年は並びが悪く、正月休みも三が日で終わってしまい、4日が仕事始めだった方が多いと思います。
その中で、年男(24歳)の方が
「うさぎ年なので年男としても頑張ろうかと思っています。英語を勉強したいなと思って、英検2級ぐらいとれるように頑張ります」
24歳の年男「英検2級取れるように」多くの企業等で“仕事始め” 新たな目標へそれぞれの2023年が始動
とおっしゃっていました。
この目標をどう受け取るかは、人それぞれでしょうが、英語業界界隈からすると、
- 「社会人の目標として少し低め」
- 「社会人の英語の目標として少しずれているのではないか」
と言う声が聞かれてきそうです。
というのも社会人での英語の試験と言えば、大体TOEIC。あまり英検を目指すという人はいません。まぁ、そこは譲るとしても、英検「2級」と言うレベル。高校生が取れるレベル、と言うイメージです。
しかし、この2級というのは、奥深いものがあると私は考えております。
英検2級はどの程度の試験なのか?
日常英語は英検3級程度(中学英語)で行けると言われておりますが、英検2級はどの程度のレベルなのでしょうか。
TOEICの換算で行くと、550点〜780点(文部科学省:各試験団体のデータによるCEFRとの対照表)。TOEICと英検で試験の性格が異なるので、得点の幅がかなりありますが、様々な企業側の要求(昇進、駐在、入社)も上位レベルでは満たしている上、求められる知識的にはかなりのレベルで、ビジネスの世界ではほとんど用をなすと思います(日系企業の場合)。
ですので、社会人にとって英検2級は決して的外れな目標ではないと思います。
英検2級”合格”では十分ではない
と同時に、英検2級に合格した、というのでは不十分でもあります。
というのも、英検2級を取ったからといって、ほとんど英会話ができる、というものではありません。試験自体は、英作文一題を除きマークシート。必要得点率も約70%であり、試験のハードルとしては決して高くありません。
また試験があれば対策があります。対策をすれば合格点を取ることができます。
そういう意味で、英検2級取得は十分ではありません。
ではなぜ英検2級を推すのでしょうか。
英検2級を推すのか理由
英検2級の問題に目を通すと、日本語では教養ある人なら知っているが英語だと知らないレベルの単語、難しい熟語がたくさん出てきます。その言葉の幅もITやバイオのことなどの理科的なことから、歴史や環境のことなど社会的なことまで。
いわば、社会人としては常識的な語いが出てくるのです。
よって「受かる」ことよりも、英検2級レベルの英語をマスターすると「常識人」である言う意味で、英検2級の価値はあると思います。
英検2級に合格しても特に話せるようにはなってません。ですので、この2級のレベルをよどみなく口から出てくるように「音読」してマスターすればかなりの英語の使い手になれるということです。
英検2級の問題集や単語集を音読で学習し、英語を話せるようになりましょう!