いよいよ受験シーズンが迫ってきました。大学受験なら約2ヶ月後から、高校受験なら約3ヶ月後です。さて、このタイミングでどんな勉強したら良いのか、というのは受験生の皆さんの関心ごとだと思います。
もちろん、試験のタイプや現時点での理解度によっても大きく変わるものだと思いますが、その考え方の一端をお示ししたいと思います。
やること、やらないことを決める
まず第一に、受かるために、「あれもやらなければならない、これもやらなくては!」と、やることがたくさんあると思います。
しかし、しっかりとやることを分析して、「やらないことを決める」ことが必要です。
時間はあるようでありませんし、各科目にかけられる時間は、自分が思っている以上にありません。ですので、分析して、「出そうなところ」をあぶり出し、そこに集中する必要があります。
あれもこれ「も」ではなく、「それとこれ「だけ」と言う考え方です。
過去問をやろう
まず、志望校の過去問をやりましょう。分析はこの過去問から始めます。「彼を知り己を知れば百戦殆からず」です。
そして勉強自体も過去問中心にしましょう。過去問=赤本ですね(大学生の場合)。
分析も勉強も、赤本に載っている年数の問題だけでいいです(それ以上昔のものは必要ありません)。それらをやることで、傾向が見えてくると思います。
問題の種類、長文の長さ、質問のパターンなどなど。また、細かく見ていくと、長文の種類が人文系の話だったり、次の年は理科系、そしてその次は社会系のテーマだったりするかもしれません。
しかしそのことで、いろいろなテーマが出ると言うこと、そして、毎年論旨が違うと言うこともわかるかもしれません。
そうすると、去年の問題が理科系の場合、もう理科系は今年は出ないと言う判断もできるかもしれません。
このような観点から、過去問をしっかりとやることが重要です。
英文を精読
過去問の英語長文の、単語の意味、文法、訳し方をしっかりと理解し、精読しましょう。
赤本には、日本語訳はありますが、細かく文法を分解して、どうしてそのように訳すのかということまで書いてありません。
この部分は、しっかりとどこかのサービスを受けましょう。(もちろんIron Will Englishでもやってますよ)
英文を読んで、すらすらと日本語訳が頭に浮かぶようになるまで3
早く読むためには「英文を読んで(黙読)、すらすらと日本語訳が頭に浮かぶ」ここまでやった後に、音読しながら頭の中で訳していきましょう。
音読することで、日本語訳するときにやりがちな、「英文の後ろから訳す」、と言う手順を踏めなくなります。
英単語は単語帳で調べる
辞書ではなく単語帳で
精読中の意味が分からない単語は単語帳で調べましょう。
必要な単語のほとんどは、単語帳に掲載されています。もちろん、見出し語では無いかもしれませんが、類語、反意語、例文のなかに、などの形で乗っています。
単語帳を見る回数が増えるから
重要な見出し語もその際に目にすることで、記憶に残りますし、それ以外の単語もその際に目に入ります。
単語の復習になり記憶が強化されます。
そして、そこに乗っていなければ、「特に知る必要がない単語」だと判断してスキップしましょう。
アドバイスも選別して
最後に、私ももっとアドバイスしたいことがありますが、私自身が述べた通り、あれもこれもスタイルで英語勉強法を申し上げました。詳細についてお問い合わせください。
最後に繰り返しますが、しっかりと「やらないこと」を決め、その狭くなった「やること」に集中をし、その分野をほかの人より多く勉強し抜きん出ましょう。
まだ間に合いますよ。