英語の知識の記事を読んでも上達しない

英検が先週末行われましたね。皆さんどうでしたか?

英検は自分の英語力を図ったり、目標としたりする重要な機会です。うまく活用して、自分の英語力向上に役立てましょう。

さて、10月8日にプレジデントオンラインに下記のような記事が掲載されていました。

英会話で「ニコニコしてやり過ごす」のはダメ…中学レベルでも「慣れている」感を出せる便利な英語フレーズ8つ

また、英語の習得を目指す人を惑わす、ダメな記事が載っていると私はおもっていしました(ごめんなソーリー)。

日本人は話しているとニヤニヤしている

日本人は、英語で会話していてわからないとニコニコ(ニヤニヤ)している、とよく言われますね。これは決して良い意味ではありません。

日本人同士では、「あ、これは話についていけてないな」と感じますが、日本人同士以外では、何を意味しているか通じないようです。

「Yes,Yes」と返事してしまうのも、もう一つの癖ですね。これもよくありません。

しかし、どうしても英会話中に会話についていけなくなる、ということはあると思います。その時のどのように反応すべきか、ということが書いてある記事でした。

しかし、こういった記事を読んでいてはいけません。役に立ちませんし、時間の無駄です。

少し、厳しい言葉を使いましたが、本当に役に立ちません。

「わかる感」を出すともっと英語が続く

英語の会話中に会話についていけなくなったときに、この記事のタイトル通りに「慣れている」感を出してどうするのでしょうか?

そもそもここに書いてある便利フレーズを知らない、用法をしらない、ということは英語全般の能力がまだまだ足りないということです。ここに乗っているのは基本的な言葉です。知らないのであれば、基礎ができていません。

知らないのであれば、まだまだ基礎練習が足りていない。

また、ここでこれらの用語をこの機会に覚えて、使えるようになったとして、そのあとの会話はどうするのでしょう?そのあとまた、わからない英語のシャワーが来て、会話は続きません。慣れている感じなんか出したら、相手の話はどんどん続いたり、話すスピードももっと速まるかもしれません

この記事にあるような言葉を知識で学ぶ前にまだまだほかにやるべきことがあります。加えて、これらの単語を個別に学ぶのではなく、勉強していく過程の、英文の中で学ぶべきこです。

英語の知識、トリビア記事は読まなくてよい

またこういった記事で断片的にスマホで読んだって、すぐに頭から抜けていくし、使えるようにはなりません。

こう言うと、必ずこう反論する人がいます。

「これを読んで学ぶ人はいる」
「やらないよりまし」
「これだって、ためになる」

こういう思考をしているから英語ができるようにならないのです。

英語で知っておくべきことはたくさんあります。時間はいくらあっても足りない。
このような断片的な情報に「へぇー、そうなんだ」、などと思ってないでもっと核心的なことをやるべきです。

もちろん息抜きとして読むのはよいでしょう。しかし、勉強だと思っているのであれば、考え方を根本から変えるべきです。

英語の学習は「あれもこれも必要」というプラスで考えるのではなく、「あれとあれはやらない」というマイナスの考えで行くべきです。

こういうのを読んで勉強した、英語力がアップした気になっても、英単語帳や英語の本を読んでリスニングしているひとは、その間に5歩も6歩も先に進んでいます

やるべきことを吟味しましょう。

英語の勉強法はもう充分←日経