本日も、ここ富山は雪の予報です。雪が降ったり、止んだり、時々晴れ間が見えたりと典型的な北陸の冬の景色となっています。
明日は、クリスマスイブ。ホワイトクリスマスが楽しめそうですね(大人は困ってますが)。
さて、朝日新聞に、無料語学学習アプリを運営するデュオリンゴ社が行った調査の結果が載っておりました。語学学習に世界一時間をかけているのは「日本」 米アプリ会社調査
要約すると
- 世界で1番語学学習に時間を費やしているのは日本
- 英語学習者の過半数は語学にお金をかけない
ということでした。
この結果について、考えたこと、感じたことを。。
そんなに英語を勉強してこの結果?
世界一英語に時間を費やしているわが日本が、この英語力の状況というのは、なんとも残念で、屈辱的な結果です(このサイトでは、日本の語学学習者の約80%は英語だそうです。よって英語に時間をかけていると言えます)。
良く捉えれば、好奇心が強い、向学心があると言うことでしょう。ただ、現状を見ていると、勉強しても全く語学力が向上していない、と(悪い方に)捉えることができます。
これについて、英語学習者はしっかりと他山の石として考える必要があると思います。自分の学習方法は効率的なのか、理にかなっているのか等々。決して他人事ではないのです。
そして、その改善のヒントが、要約の2にあると思います。
英語にお金をかけないのは最善か?
この調査に出てくる日本の英語学習者の50.6%は、YouTube等を使ってほとんどお金をかけずに勉強しているそうです。「3000円以下/月」の割合も17.8%となっており、月に3000円で出来ることの少なさや、その他の調査結果から推察するに、約80%の人々はほぼお金を費やさずに英語を学習していることになります。
英語能力の維持を目的として学び続けている場合は別として、英語を話せるようになりたいと考えている人が、この方法ではその希望が成就する可能性はなくはありませんが、極めて低いでしょう。
世の中で、ある所へ行って学ぶことが義務であるもの、例えば運転免許、を除いて、自分でやってできない事は少ないでしょう。書道や、陶芸、絵画、水泳などなど。一人でやろう、と思えば出来る。
しかし、教わることやサポートしてもらわないで、できるようになるのは大変ですし、また時間がかかります。
それら中でも、英語は比較的習得するのに時間がかかるものです。何度も繰り返して申し上げておりますが。。。
ですので、習得に時間がかかるものを、より時間のかかる方法をとっていれば、時間はさらに必要になりますし、最悪な「挫折」を誘発します。
やるべきことは見えている
「どうしたら英語が話せるようになりますか」と未だによく質問されるのですが、(時間制約のなかで)やるべきことは明々白々です。
それは、音声を通じて(耳、口)語彙を増やすこと
です。これが英語習得の大原則です。
非常に単純ですが、その単純さゆえに、実践方法には人によって違いがあります。それについて、私たちは「英語音読」という方法を採用しているのです。
詳細については、過去記事などで説明させていただきます。
(英語教室を開いているものが書いているのである程度割り引いて考えてください)