小学校の教諭たちの英語に関する意識調査
現役小学校教員を対象とした「小学校の英語教育に関する教員意識調査2021」と言う記事があり、小学校の先生が、英語教育についてどのように考えているのか、感じているのか、が記載されていました。
下記は少しネガティブな話になりますが、決して特定の組織や制度を非難するものではありません。
スピーキングに難しさを感じている
授業運営について、小学校の先生たちは、スピーキング関連に難しさを感じているそうです。
これはごく当たり前のことだと思います。
英語を教えることを想定していなかった先生たちが、突然英語を教えさせられ、スピーキングについて評価しろと言われても、なかなかすぐにできるものではありません。
大体、スピーキングの評価が難しいので、今までの教育場面で(入学テスト含む)で避けられて来たのですから。
資格を持つ中学校の先生でさえ、英語のスピーキングに関しての評価は難しいと思います。
いわんや小学校の先生をや、です。
児童の評価の仕方も難しい
また教師自身の感じている課題として、
児童の評価の仕方
が挙げられています。
これもスピーキングと重なる部分はありますが、自分が得意でないもの、というか、不得意でかつ教えることを予期していなかった教科について、評価しろと言われても難しいと思います。
「俺だって、私だって、わかんないよ」
と言う思いなのではないでしょうか。
特に、ベテランになればなるほど、英語から遠ざかっていたため、この思いは強くしていると思います。
当スクールにおいても、外国人講師から伝達事項がある場合、よくスクール生である子供たちが、親との間に入って通訳してくれることが多々あります。
その子供たちは、決して英語上級者ではなく、また親御さんも、決して学がない訳ではないにも関わらず。
嘆いていても仕方ない
学校で英語教育をすることについては、基本的に良いことなのでしょう。
しかし、今は黎明期であり、これからどんどん改善され良いものとなっていくでしょう。
ですので、変えられない現実に嘆いているのではなく、自身で何とか対策をしていきましょう。
この調査の詳細はこちらから「小学校の英語教育に関する教員意識調査2021」