英語は進学塾で習う必要あり?
英語教室を経営している、と言うと、市井の方から、質問いただきます。
「高校受験のために、塾行ったほうがいいですか?」
よくよく聞いてみると、授業形式(集団)の進学塾に行かせるかどうか、について迷っているようでした。
こう言うお悩みの方、本当によくいらっしゃいます。それも成績が良い人ほど、進学塾に通わせるべきかどうかを迷っていらっしゃいます。
(今年度の試験日は、3/9,10です。富山県教育委員会パンフレットより)
ここ富山では答えは出ている
県立高校が目標なので必要ない
目的は、ここ富山県ですので、県立高校のトップクラスの高校に行くため、と言うのが圧倒的です。
であれば、行く必要はまったくありません。これだけは断言できます。
Youは何しに塾へ?
まず県立高校の試験範囲は、教科書の範囲しか出ません。試験は、学習指導要領の範囲内で行わなければならず、その指導要領に則って作られたものが教科書だからです。
もし範囲を超えて出題してしまうと、不公平が生じてしまいます。
それもオーソドックスな問題だけです。
なのに何を教わりに行くのでしょうか?
教科書の内容を「記憶」しておけば、恐れるに足りません。
集団授業で大人数を一度で教えるスタイルで、生徒個人個人のニーズ、ウォンツも異なり、また先生は受験英語の先生なので、「記憶」するようなレッスンは出来ようがありません。
富山県以外では異なる
都会の進学私立高校や大学受験は別
もちろん、これは富山県の県立高校に進学する、という話で、私立の進学高や大学受験は異なります。
というのは、それらは教科書の内容に拘らずに出題され、また難問奇問が出題されます。
なので、学校ごとの傾向に沿った対策や追加的に教わる必要があり、進学塾に通う価値は出てきます。
しかし、県立高校はその心配はありません。
よって、県立高校の受験だけを目的とするのであれば、進学塾へ行って授業を受ける必要はありません。
(参考:大学受験:理系でも「数学より英語」←日経)
大手進学塾はブランド化の手本
そういう意味で、結構よい授業料を取る進学塾があれだけあるのは、よっぽどイメージ戦略が上手で、ブランド化が出来ているんですね。
そこらへんは、見習わないといけません。
では対策は必要ないか?(英語限定)
しかしリスニング対策はする価値があると思います。リスニングは、知識でだけでなく、耳を慣らせたり、その場での反応が必要となります。
リスニングはどうしても手薄になりがちです。とくに授業形式の塾では。
教科書中心のリスニングをすれば、学校の成績は上がる、受験対策になる、英語の実力もつく、で一石三鳥です。
そういうスクールがあれば、ですが
もちろん当スクールでは対応してますよ!