今の中高生は非常に忙しい。日々学校の宿題、課題に追われています。
プリントや、宿題のための問題集などがあるようで、それらに日々取り組んでいます。
地域性や時代性があるのか分かりませんが、私が学生の頃、私の住む地域にはこのような量の課題は出ていませんでした。
親御さん的には、子供が勉強していると言うことで安心感はあるのでしょうが、私たちプロから見ていると英語の宿題に関しては合目的的とは言えないと思います。
ペーパー型が主流の宿題
最初にも書きましたが、学校の宿題はペーパーの宿題が主流。
「問題集のP3からP6までをやってこい」と言う出し方。
やってきたかきていないか、提出するかしないかで、成績もつけやすいので当然の出し方と言えば当然かもしれません。
特に高校になると、課題の量も多く、その量に圧倒されています。
強制的に学んでくる、と言う利点はありますが、何とかこなしてくるだけ、と言う事態が本当に多く見られ、効果については疑問に思うことが多々あります。
英語の宿題も同じ
これらの中には、英語ももちろん含まれます。
英語の宿題は、教科書の新出単語の意味を調べる、文法問題を解いてくる、というものが典型例です。
例えばこちらのように:NEW HORIZON English Course 魔法の読み書きワーク
英語は覚えるのが勉強
宿題では英語で重要な「覚える」ができない
何度も申し上げておりますが、英語は語彙力がほぼ全て。
ですので覚えなければいけません。そして覚えるためには反復が必要となります。
ですが、現在の宿題は、それぞれの科目の担任が異なるので、量や内容がコーディネートされることなくバラバラに課されるので、量に圧倒されます。覚えるための反復なんてできません。
そして英語の宿題の内容的にも、覚えてくるものはほぼありません。
宿題には「覚える」ことがすっぽりと抜け落ちているのです。
英語を話せるようにもならない
そして書いたように、ペーパーが主体。 口や耳を使う宿題はほとんど出ることはありません。
これでは英語ができるようにならないのは当然です。
英語力の向上は学校ではできない
宿題をこなしても英語はできるようにならない
しかしこの学校のやり方に理解できなくはありません。
成績をつけなければなりませんので、宿題を提出物の評価として利用します。
そして、学校で勉強を頑張る大きな理由は大学受験。良い大学へ入るために勉強するというのが当面の目的です。
その入試で求められるのもペーパーベース。
そのためには、ペーパーの宿題が一番。
今の宿題のやり方は、学校英語にとって最適化されているのです。
英会話には多すぎる生徒数
加えて授業自体も良いとはとても言えません。
1クラスの人数は先生一人に対して30人以上。英会話の練習をしようとしても必然的に生徒同士の会話をするほかなく、英語がわからない・発音が正確でない者同士の会話が有益なわけがありません。
英語は自分たちで学んでいく必要があるのです。
民間英語スクールだからできる宿題
当スクールでも、英語力向上のために宿題は出します。
しかし学校と違い私たちは英語の成績をつける必要がないので、英語力向上だけを考えた宿題を出すことができます。
典型的には、教材の「ここからここまで覚えてこい」、と言うものです。
そして実地のレッスン時に、その実施状況を確認する。
やってくる子がほとんどですが、もちろんやってこない子もいます。
英語教室選びは子供の将来に重大な影響を及ぼします。