英語や英語の学習に関する、情報は巷に溢れています。
統計をとったわけではありませんが、年々情報量は増しているのではないでしょうか。
本屋へ行けば、受験英語、TOEIC、英検、英会話、英語勉強法など所狭しと並んでいますし、YouTubeやTwitterでもみきれないほどの情報が溢れています。
より正当な英語を目指す?
その中で、よく見かけるのが
- 「ネイティブの英語表現」
- 「英単語の語源を知れば〇〇」
- 「イギリス英語とアメリカ英語の違い」
- 「ネイティブみたいに聞こえる英語表現」
などの本やサイトで、英語を学習する身としてはとても魅力的で目を引きます。
これらの本はいずれも、アメリカやイギリスなどの英語を母国語とする国々の人々と同じ程度の英語力を身に着けることを目的としています。
しかし皆さんはこれらの本で英語を勉強するべきでしょうか?この本から学ぶべきでしょうか?
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トリビアよりより多くの語いを!
答えは×です。やってはいけません。
皆さんがやるべき事は、音読で文を読み、語彙を増やしていくこと。
そこに集中するべきです。
もちろん上記のような本やサイトから学べることは多いです。
- ハリウッド映画の様に話したい
- ネイティブの様に話したい
- ペラペラになりたい
の言う気持ちは充分にわかります。
私も同じ願望を持っています。
ですが、立ち止まって、目標、今やるべき事、できる事をもう一度整理しましょう。
英語に費やせる時間を考える
皆さんが英語の学習に費やせる時間は限られています。
その時間の中で、目標を達成するために、時間を有効に使う必要があります。
英語自体を深く探求する、英語専攻の学生であれば、どんどん時間を費やして、突き進めばよいでしょう。
しかし、英語を「手段」として獲得する皆さんには、英語の学習以外にもやることがあるので、そんな余裕はありません。
プラグマティックに英語を学ぶ
「必要」なことを「広く浅く」学ぶべきです。
例えば、地下鉄をアメリカでは「subway」でイギリスでは「tube」と呼ぶ。
もちろん知らないより知っていたほうが、便利でしょう。でも、それらのことを知る努力をするよりも、アメリカで地下鉄を探すときに
「tubeの乗り場はどこですか?」
と聞き、相手が理解していなさそうだな、という時に、
「〇〇へ行くために地面の下を走る電車に乗りたいのですが」
と言える能力の方が必要だ、ということです。
深さよりも広く英語を知ることの方がよほど必要なのです。