英語のネイティブ信仰
私が学生の頃から、英語の語学留学をするならアメリカかイギリスの英会話学校で習う、と言うのが王道でした。それら二つの英語が正統な(?)英語という認識が広くありました。
当時は、オーストラリアやニュージーランドの英語学校さえも、訛りがあるから、と敬遠されてました。
現在では多少は変わりましたが、現在でもネイティブ信仰は根強く残っています。
残念なお知らせ(英語に関して)
ですが、残念なお知らせです。前からわかっておりましたが、いくらネイティブに教わってもネイティブ英語にはなれません。
ちょっとやそっと、ネイティブから英語を習ったからと言って、単語レベルの発音がネイティブのように聞こえても、文や文章レベルの英語がネイティブのようにはなれません。
頭の良し悪しとネイティブ英語は関係なし
私の知り合いの例ですが、彼は、「ビリギャル」と同じ大学を卒業し、旧財閥系の大手総合商社に入り、海外出張を何度もし、中でもアメリカのテキサス州には数ヶ月滞在していました。
そして、その後会社からアメリカの大学院に派遣され、2年間ノースウェスタン大学のケッログスクールというところに留学もしました。
しかしその彼も、
「ネイティブの英語は難しい。ネイティブ同士の会話なんか全然聞き取れない。」
と言っておりました。
しかし、立派に仕事をこなしています。
国際機関トップの英語 WHO
最近1日に1度は目にするWHO(世界保健機関)のテドロス事務局長
彼はエチオピア出身です。彼の英語を聞いてみてください。
ネイティブとは程遠いです。比べるにはちょっと大物すぎる感はありますが、、、
しかし、国際機関のトップとして、また、このコロナ禍の保健機関のトップとして、事態に対処しています。
過度にきれいな英語を目指すよりも、英語でしっかりと仕事ができることの方が重要です。