英会話ができる、はゴールではない
先日8月16日に「英会話ではない理由:時間軸」というブログを書きました。
今回は私たちの目指す目標、ゴールの話。
英語が通じて喜んでる?
海外旅行に行った時、飛行機の中で、現地の空港、レストラン、ホテル、また国内で街中で外国人と英語で話して、
「やったー!」
と喜ぶことが私たちのゴールではありません。
またネイティブと話して、スラングを多用したり、綺麗な発音をして、
「You は英語うまいね」
と言われて欲しいわけでもありません。
そこそこの発音の人が活躍
日本には、日本語の発音が上手じゃなくても活躍している外国人はたくさんいます。
テレビでも活躍しているロバート・キャンベル氏は、日本文学者で東京大学の名誉教授。
日本語の発音は外国人そのものですが、日本語で日本について授業をしています、それも東大で。
観光業に詳しい人はご存知のデイビッド・アトキンソン氏。
この方も、日本語でだけ判断すればまだまだ練習が必要な人ですが、本を出版したり、テレビ・講演会などで日本語で話をできる人物です。
彼らは、日本語の発音はそこそこですが、その知性で仕事をしています。
最後になりますが、ソニー創業者の盛田氏(今の学生は知らないかな?)
完全な日本人英語ですが、アメリカのトーク番組に出て堂々と主張しています。
英語と教養を身に着けさせる
散々喚き散らして気きましたが、では、私たちは何を目指して、何をするのか。
私たちの目的は、生徒たちを社会に出て「外国人と議論できる人材」にすることです。
具体的に言うと、高校生の間に英検2級の獲得をさせることです。色々意見はあると思いますが、明確で測定可能である英検を目標としています。
また、そのために私たちは
英語+教養
を身に着けさせるため、様々な英語の本を音読させます。英語で、文学、新聞、社会、科学の分野の本を。
その効果を測定するために、英検を利用しています。
もちろん発音を軽視するわけではありませんが、目的・目標をしっかりと見据え、大切なことは何か、ということをいつも念頭に置き指導を行っていきます。