中学生の英語学習としての洋書 夏休み

洋書で中学生は勉強←ベネッセ

たまに参考にさせてもらっているベネッセのサイトに、中学生の英語学習方法としての「洋書」読書が載っていました。

私たちは英語音読スクールとして、「洋書」も用いています。私たちとしても、ぜひとも挑戦していただきたいと思います。

洋書読書のポイント

その中で、英語の本を3つのポイントが挙げられていました。

■自分の英語力より,やや易しめの本から始める
■和訳せず、できるだけ英語で理解して読み進める
■知らない単語はまずは意味を類推して読み、後から辞書で意味を確認する

当該サイトより

ごもっとも→優しめの本から始める

1つ目のやややさしめの本から始める、これについてはその通りだと思います。いきなり難しい英語の本に取り組み、心をへし折られないようにすることが極めて重要です。砕け散ってしまっては元も子もありません

和訳せず英語で理解←これは「?」

これができれば苦労しません。日本語にしないとチンプンカンプンだから皆和訳するのです。これができるのは英語学習した成果です

ちょっと因果関係を取り違えていると感じます。

英語を類推する←すごーく重要

この3つ目のポイント、これは楽しく読書するためもそうかもしれませんが、英語をスムーズに読むためにも極めて重要です。
高校・大学受験や、英検など試験にも使えるテクニックでもあります。

学生諸君を見ていると、かつての私もでしたが、文中に知らない単語が1つでも出てくると、悩み始め、その一語で文全部がわからなくなり、そして思考が止まりフリーズします。そして

「時間が足りなかった」

と言うテスト後の感想となります。

これは、ごく一部の生徒ではありません。広くて見受けられます

知らない単語は必ず出てきます。

常に向上を目指していれば、常に新しい単語が出てきます。

いちいち止まっていたならば、いつまでたっても前に進めず、時間ばかりが過ぎていく。

わからない単語の意味を文脈などから予想して読み進めていくことが大切です。

実は大勢に影響なし

ちなみに、単語の一つくらい意味がわからなくても、文意には大した差は出ません。

動詞が分からなければ、結構影響は大きいかもしれませんが、それ以外は何とかなることが多いです。

心がブロックしている

しかし、そうは言っても学生諸君はなかなかそれができません。

これは能力が足りない、と言うよりもやったことが無いので、慣れていないし、そんないい加減なことをやっていいと、思っていない。心がストップをかけているのです。

ですので私はいつも、「適当な言葉を当てはめてごらん」と指導しています。

それでもなかなか訳せません。ですので、続けて

「間違えたってしょうがない。だって知らないんだから。当たればラッキー。悩むのは時間の無駄」と心の足枷を取り外せるよう、言葉をかけています。

これも練習で何とかなる

この予想する力も、才能ではなく、練習です。わからない単語が出てきたときに、予測をつける、ということを繰り返す。

モヤモヤの中で、文を読み進めることに慣れる。こうして予想できるようにし、その精度をあげていく。

英語教室として

それがなかなかできないので、英語スクールとしては、その練習を強制する

強制することで、いずれできるようになります。

そんないい加減でいいの?? いいんです、これで。

テストは1点でも多くとった者勝ち、資格は受かったもの勝ち、ですから。

洋書を「多読」する学習法について:英語多読の方法←「音読」ではなく