英語の基礎の理解は音読の前提

こんにちは。 最近は「急に寒くなったねー」と言っておりましたが、その寒さが続いていて、このまま暖かくなることがなく、冬に突入していくのではないか、と心配しております。衣替えが10月なのも頷ける今日この頃です。

さて、英語が不得意な子たちを見ていると、共通していることがありました。これは当スクールの子たちだけでなく、広く見られることだと思いますので、共有のためにもブログに書かせていただきます。

英語の不得意さは「基礎の基礎」から

その共通事項とは、基礎の基礎である「主語と動詞」がわかっていないと言うことです。

皆さんご承知の通り、日本語とは異なり英語は、最初に「主語」が来て、そのすぐ後ろに「動詞」が来ると言うルールです。

これの理解及び習熟が初期段階できていないまま、なんとなく過ぎていき、その後進学・進級していっても、なんだかよくわからないままこなしていき、いよいよ大学などの大きな試験対策の時期を迎えてしまう。

動詞の派生形が出てきてヤられてしまう

主語と動詞の正しい把握ができないと、動詞っぽく出てくる動名詞不定詞、動詞がそのまま動詞としての役割をして2回出てくる関係代名詞の理解はほぼ壊滅的となります。

これらネチネチと日本語でやるべきでしょう

その子たちは高校英語で最初にやるSVOCに関しても、ちんぷんかんぷんなはずです。

問題は人間の特性にあり?

厄介なやる気の問題

さて、これらを直すことは可能でしょうか?理屈の上では、中学校1年生の内容に立ち返り、問題をこなすことでやり直す事は可能でしょう。

しかし、こういった子達は、基礎をやり直すことを非常に嫌がります。おそらくこういった特性も相まって、いまいち理解が不足したままここまできたのでしょう。

文法問題集こなしに達成感

こういう子たちは、問題集を解くことを好みます。ページが進んだ、という達成感が得られるので選ばれ、そしてこれは子供だけに限らず、大人にも見られます。

ですが、これらは問題集の解説を見ながら行うだけで、それらの基礎となる部分を覚えようしないので、結局こなすだけ、になってしまい、英語力の向上にイマイチ貢献しないのです。

学校の宿題も、このようなペーパーベースが多く、あまり生産的でない時間を過ごすことになっている気がします。

覚える努力は苦痛

また、単語集で語彙力を増やすことを好みません

これはおそらく、覚えようとすることが嫌なのです。

覚えようとすることは、頭を使いエネルギーを消費し、疲れます。そして繰り返しで単調なため、達成感も得られませんし、何日か経った後に「覚えた」と思っていた単語も忘れていた、ということが繰り返されます。

嫌がる気持ち、よくわかります。

私なんか、単語を何個か忘れた、を通り越して、該当箇所をやったことさえも忘れてしまっていることがあります(印がついていて、「あ、ここやったんだ。」)

覚えることは本当につらい。

英語音読は基礎の理解があってこそ

私たちは英語の中の「音読」スクールと名乗っておりますが、基礎部分しっかりと理解、習得した上で、音読が効果を発揮すると考えています。。

私たちは、学校の授業に追加して習いにきてもらっている英語教室として、役割分担を明確にした上で、学校の英語の予習、復習をプリントなどでを行うのではなく、音読をして学校で習ったことを話せる英語にすると言うことを行っているわけです。

決して基礎部分の理解を軽視しているわけではありません。

(こちらのサイトを参考にしてみてください:必ず英語力が付く、正しい音読10の方法 棒読みデタラメ音読に陥るな!

最後に、、こういった「やる気」の問題を解決する事は簡単ではありません。やる気のない人をやる気にさせるの大変です。

英語の勉強方法を塾は教えるべき