英語は自分でやろう←若者、学生たち(フジテレビ)

本日から、県内の小学校の2学期が始まりました。朝晩は肌寒く、日中も湿気が少ないためか、日光が当たっていなければ、だいぶ快適に過ごせるようになってきました。今の時期が一年で一番過ごしやすい季節だと思います。

文科省は若者の英語4技能を改善したい?

さて、フジテレビのサイトFNNプライムオンラインに、“世界最下位クラス”日本の英語力は向上するか?文科省が「アクションプラン」という記事がありました。

この記事によると

文部科学省は英語教育や日本人の対外発信力の改善に向けて取り組むべきことを「アクションプラン」

世界大会クラス日本の英語力向上するか?文科省が「アクションプラン」

を定め、

  • 4技能を総合的に評価した入試を行っている私立大学を補助金の加点対象にし支援していく
  • 4技能の育成のために変革的な取り組みを行う国立大学を新たに交付金の対象とする

等をしていくそうです。

日本人の英語力が低い事は確か

TOEFLはアジア最低レベル

皆さんは、(多かれ少なかれ)もう既にご存知かと思いますが、日本人の英語力は低い状態が続いています。

アメリカやカナダの大学に留学するために受けなければならない英語の試験であるTOEFLの点数の国際比較で、日本はアジア地域で下から3番目。下には、タジキスタンとラオスがいるだけです(文科省の英語に関するアクションプランのページを参照)。

日本の英語力は発展途上国にも引けをとらないほど低い

ちなみにTOEICは、日本と韓国でしかほとんど行われておらず、比較対象として不適であると考えています(ドイツとかハンガリーでTOEICを受けてる人ってどんな変わり者よ、、)

市井の人は?韓国での経験

エリート層の英語力で、日本人の一部だと言うかもしれません。これで比べる事はなかなか難しい現状です。

私の個人的な経験ですが、10年位前に韓国に行った時の話。

ソウルの近郊の町で(名前は忘れました)、電車に乗ろうとしました。

券売機は非常に混雑しており、駅員が整理に出ていて、並んでいる人たちのチケット購入を手伝っていました。

私の番が来て、韓国語で何事か話しかけてきましたが、私が韓国語を理解しない外国人だとわかると、その駅員さんは

「May I help you?」

と英語で話しかけてきました。

私は大変驚き、印象に残りました。

それから10年経しましたが、日本人の英語力の改善に関する議論を聞き続けてきた今でも、日本の駅で、駅員さんが英語で話しかけてくると言うのは想像ができません。

それくらい日本は外国と比べると英語ができないのです。

大学入試の英語が諸悪の根源?

そもそも、評判の悪い日本の英語教育が、いつまでたっても変わらないのは、大学入試の英語への出題方法が変わらないからと言われております。

それは大学入試が「文法訳読中心」であることから、どうしてもそれらを重視せざるを得ず、スピーキングやライティングがおろそかになってしまうから、と言われています。

大学の求める外部試験の種類にも疑問

また近年は、英語力を測るために外部試験(英検など)のスコアを求めるケースも多くありますが、その中でTOEICを認めている大学があると言うことです。

TOEICは、リスニングとリーディングだけの試験で、それ以外の二つの技能(ライティング、スピーキング)を求めていない(高めることを要求していない)、と言うことではないでしょうか。

これは確かに、卒業後の「就職」を考慮すると、わからなくもありません。

しかし、大学が(実態はどうであれ)曲がりなりにも学問をしにいくところであれば、 ましてや、グローバルや国際性を謳っている大学が多いなか、ビジネス英語のためのTOEICをさせることに、疑問を持ちます。

掛け声だけで、国際性を持ってもらいたい、学問で大成してほしい、などとは思ってないのは?と思わざるをえません。

高校時代TOEIC対策は愚か

高校生自身も、大学から求められるからと言って、解法テクニックがあり、ビジネス的な内容が多いTOEICを、高校時代に受験対策のためや、英語の学習として学ぶのはは賢いとは言えません。

もっとバラエティに富んだ語彙力や表現を身に付けるべきです。

そもそも4技能を伸ばすために、民間英語試験を大学入試に導入しようとした試みが失敗したのですから、大学も、高校の先生たちも学生の英語力を向上させよう、と言う気はさらさらないのでしょう。

主に大学の教員が占める日本学術会議の提言「大学入試における英語試験のあり方についての提言」のポイントを見みてください。民間の英語試験を導入できない理由がこれでもかと書いてあります。

現状を変えようとか、「学生のために」などとは、さらさら考えていません。

英語は自分で学ぶしかない

しかし英語の重要性は増しています。前のブログでも書きましたが、「来るぞ、来るぞ」と言われていたグローバル化の流れは、日本に来ています。

英語は国内の若者に必須に?TSMC熊本工場の衝撃←日経新聞

これから世界中が成長している中、世界に誇れる産業がなくなり、衰退していく日本で暮らしていく若者にとっては、貧しくなるのを少しでも避けるために、グローバル化を受け入れる(利用する)しかありません。

過去の高度経済成長時代やバブル時代を経験し、日本の栄光時代を引きずっている人たちは、内にこもっていて、日本のおかれた状況を認識できていません。

残念ながら、若者のことを考えてくれる人はいません。自分で頑張るしかないのです。