ゴールデンウィークも終わり、新緑が眩しい季節となります。暑く成ったり、急に冷えたりしています。こういう時は風邪をひきやすい。私もご多分に漏れず、風を引くタイプなので、気を付けたいものです。
皆さんはゴールデンウィークどのように過ごされましたか?私は、膝方面へ向かい、スーパーカミオカンデの見学をしてきました。と言いたいところですが、実際は、唐突に思い立って行ってきたので、道の駅にある資料館で見聞を深めて参りました。
英語のコミュニケーションには何が必要か?
会話力より重視すべきもの
さて、英語でのコミュニケーションにおいては、よく読む、書く、聞く、話すの四技能に分類されますが、さて、この中で最も重要視すべきは努力でしょうか?
少し考えてみてもらえますか?
ちなみに、「英会話力」ではないか、と考えられていませんか?
先に挙げた4技能を列挙せず、「英語のコミュニケーションで最も重要な力は何だと思うか」と聞くと、最も多い答えが「英会話力」という答えです。
結論は「聞く」リスニング力が最も重要です。
相対的なものではありますが、リスニング力が、英語によるコミュニケーションのなかで一番重要です。
読む、書く、話すは、時間をかけたり、何かを使えば何とかなります。リスニングは違います。即応性が必要で、どうしようもありません。
少々古い本ですが、野口悠紀雄氏の「超」英語法 という本にも同様のことが指摘してあります。(リンク先はレビューです)。
聞けなければコミュニケーションは成り立たない
会話力はあいまい
今広く一般的に、「英会話」というあいまいな概念を追求し、一生懸命英会話に通っておられると思います。会話力って何ですか?
会話に必要なものって何ですかね?もちろん「英語を話せる」ということが前提になりますが、
- 多弁であること
- ユーモア
- スラング
- 軽妙さ
- 話題の豊富さ
などなどですかね?英「会話力」としてしまうと、いろいろな要素が必要になってきて、やるべきことが明確になりません。大人でいう、「営業力」と同じようにフワフワな概念です。
コミュニケーションは聞けなければならない
英会話は大きく「聞く」と「話す」から成り立っていて、その二つの中でも、重視すべきは「聞く」なのです。
想像してみてください。
外国人が日本語で何かを話しかけてきたので日本語で答えたところ、全然理解してくれない。 これでは、困ってしまいますよね。
外国人が日本語の本を指さしながら単語ベースで話しかけてきて、何を言わんとしているか、なんとなく理解できたので、日本語で答えたところ、理解してくれた。
どちらがコミュニケーションが取れるか。 もちろん極端な例ではありますが、後者のほうがコミュニケーションをスムーズにとれますよね。
リスニング力を上げるには英語を音読する
そしてそのリスニング力をどのように鍛えるのか?その方法が音読なのです。
音読はリスニングためでもある
なんで英語を音読することが、「リスニング力向上につながるのか?」「リスニングを鍛えるならリスニングだけをやったほうが効率が良いだろ」と思われるとおもいます。
リスニングをしてリスキリング力を鍛える。スムーズでストレートでスマートです。
しかしそうは問屋が卸してくれません。
聞いているようで聞いていない
というのも、リスニング練習中は、英文を聞いているようで聞いていない、聞けていません。
そもそも、ずーと聞き続けるのは忍耐力が続きません。集中していると思っていても、いつの間にか別のことを考えたり、ぼーっとしてしまったりとリスニングしているような状態が続いているだけになってしまいます。
一見効率が良いようで、実は内容はスカスカになっています。
ましてや聞き流しなどもってのほかです。知らない内容のことを聞いても、雑音を垂れ流しているだけで、時間と電気の無駄です。
ではなぜ音読が有効か?
ではなぜ音読は有効なのでしょうか?
それは能動的になるからです。黙読していては、いつの間にか意識は別のところに向かってしまうかもしれません。しかし、英語音読している最中はしっかりと文字を認識し、それを音に変換しなければなりません。しっかりと脳は英語を音読するために働いているのです。
そしてそれを音声CDなどを用いて音読することで、耳が鍛えられるのです。
遠回りなようですが、音読をすることによってリスニング力が、より磨かれるのです。