スーパー小学生の 英検 は気にしない

英検 上級を取る小学生たち

英語関連の記事を見ていると、よく低年齢でも英検 などでかなりの級を取得している子どもがいます。

河北新報-5歳児が英検2級合格

北國新聞-【東京だより】小4で英検1級合格 両親が富山県出身

素晴らしい成果です。本人はもとより、指導者の方に深い敬意を表したいと思います。

翻ってうちの子の英語は?

さて、皆さんのお子さんはいかがでしょうか?

「あー、ウチの子は、、」

と思われる方がたくさんいらっしゃるのではないかと想像します。

イマイチ英語に力の入らない、、
たくさん英語に投資しているはずなのに伸びない、、

そういう声が聞こえてきそうです。

英検にたまたま秀でていた

しかし、私は優秀な生徒もたくさん見ていますが、上記のようなスーパー小学生は、「特別」で「たまたま」だと確信しています。

たまたま英検の勉強に才能が発揮されたか、才能の開眼が、他の子に比べて早かったか。

いずれにしても気にする必要はない、ということです。

英検は年相応でも難しい

ご存知の方も多いかと思いますが、英検の問題は英語がただできればできる問題ではありません。

最初の大問1や2は、英語のオーソドックスな語い力があれば対応可能ですが、長文には社会問題等も出題され、日本語でもなかなか難しいものです。

英作文も、論理的に書くことが要求されます。

ということで、年相応の人たち(英検3級なら中学3年生、準2級なら高校生)でさえ難しさを感じています。

特に準2級の英作文になると、トップ高に行く子さえ苦労します(英検準2級は中学生のうちに取得は十分可能)。

こういう問題をこなしていく小学生は、スーパー小学生です(この件に関しては)。

うちの子(小学2年生)の場合で恐縮ですが、学校の短い日記の出来を見ていると、英検3級程度の問題が日本語で出題されていたとしても、とても回答しきれないないなあ、と感じます。

英検の過去問で見てみる

例えば、前回の英検3級の問題で見てみると

Which do you like better, swimming or skiing?

英検2020年度 第3回

うちの子であれば、日本語で聞いても、

娘「swimmingかな」
私「どうしてか2つ理由教えて」
娘「えー、どうしても。好きだから」

くらいの答えしか返ってきません。

これ、小学生の答えだと笑ってはいけません。中学生も似たり寄ったりの答えが返ってきます。

言い換えれば、これが普通なのです。

中3の生徒たちも英検の時はこんな感じでした。

英語で教養を身につける

ですので、こういった記事を見たときに、条件反射的に、

「この英語教室どこかしら?」

「遠いところにあるようだけど、オンラインでレッスン受けられないかしら?」

と、考えるのではなく、

やるべきことをしっかりと(将来役に立つ英語と教養を身に付ける)」

やることが大切だと思います。

でないと、お子さんが気の毒ですし、英語嫌いになってしまうかもしれませんので。