パックンと総理通訳の対談から学ぶ:英語 学習法

英語 の学習のヒント 

語学(英語 )に関する新刊について

現代新書から最近刊行された本について、講談社のサイトに、著者である元総理通訳の方とにパックンとの対談が載っていました。
そこには、英語を学習する私たち考え方や希望を与えてくれる内容でしたので紹介したいと思います。

今回の対談は、パックンマックンのパックンと、元外交官で、天皇通訳、総理通訳を務めた方との間で行われたものの一部で、語学学習に関する回です。

パックンは北陸で英語 教師をしていた

念のために補足しておくとパックンは、ハーバード大学を卒業した秀才ですが、両親が離婚して母子家庭で育ち、子供の頃は貧しかったそうです。

生まれに関係なく、努力すれば世界最高峰の大学を出て、さらに異国でも活躍でき教えてくれますね。 (マックンは?)

二人の語学学習に関する考え

この著者である元外交官は、外務省に入ったあと24歳でアラビア語を習い始め、最終的には首脳会談の通訳をできるまでになりました

ちなみにアラビア語は世界最難関と言われているそうです。

英語は習うな、慣れろ

とりあえず受け入れる

この方は、英文法学者になりたいのでなければ、英語学習に「なぜ」は禁物だと言っています。

話せるようになりたいのであれば、そこにこだわってはダメで、

「ふーん、そういうものなんだ」

と考えるマインドが必要だと言うことです。

細かいことにこだわる子は伸びない

これは私の経験上、納得できます。

学生の中にも、とにかく細かいことことを聞いてくる。 ルールで覚えるよりも、このまま覚えておいた方が早いよ、と言っても、そのルールにこだわる子は少なくありません、昔の私も含めて。

こういった子は概して成長が遅いです。

学生とはいえ、時間は有限であり、また英語にかけられる時間は多くありません。その時間を、重要でないルールにこだわるから、生産性が低くなり、伸びなくなるのです。

とにかくアウトプット(使ってみる)

英語 は能動的に

そしてアウトプット(使ってみる)の重要性を指摘しています。

とにかくアウトプットしろ、と。この例では、毎日人前で話す練習をすると言うことです。

音読 というアウトプット

全く以て賛成です。

私自身も社会人になってから、本格的に英語の勉強始めました。

この方にとってのアラビア語とは違い、中学、高校、大学で習った英語の知識の蓄積はありますが、平均的な日本人の英語能力で、その頃まで全く話せる状態ではありませんでした。

そして社会人になった時に出会った勉強法が「 英語音読 」です。

音読をし始めたら(もちろん練習時間もたくさん取りましたが)、英語ができるになりました。

アウトプット(英語の音読)、重要ですよ!

日本語で英語を学ぶ

パックンも元外交官も、それぞれ外国語は母国語で学んだと言うことです。

正直、私も英語で英語の説明をされてもよくわからない時が多々あります。

また以前ブログでも書きましたが、日本語教師も、普段何気なく使っている日本語は自然と身に着けたため、教えるのに苦労されています。

(参照 富山: 日本語教室でも英語 と同じく練習重視

ネイティブにこだわると言う事は、必ずしも良いことではありません。

英語はスポーツと同じ

筆者はまた英語はスポーツと同じだと言っています。

スポーツは習っただけではできるならず、それを実際にやってみないとできるようにはなりません。

しかし何度も練習していると、慣れてきて、体を動かすのか意識さえせずにできるようになります。

概ね賛成ですが、私は少し違った意見を持っていて、私は英語はスポーツではなく筋トレに近いと思ってます。

なぜならスポーツは才能が大きく左右するから。

英語 なんてスピードは早い遅いはあるかもしれませんが、才能なんて必要ありません。これについては筆者も

外国語の習得には1%の才能も入りません。器用でなくてもいいのです。正しい方法と謙虚さを持って努力するのみです。

総理通訳の外国語勉強法 中川浩一著

やれば必ず誰でもできるようになります。筋トレをすれば筋肉が必ず作ると同じように。

しかし、それをやり続けるの難しい、それだけです。

興味があればこちらから:「日本人は英語が話せる!」パックンと元総理通訳がノウハウを伝授