英語の勉強には矛盾する理論が

五月も4週目に入り、6月ももう目前。年度が明け、ゴールデンウイークが来たと思ったら、もう6月です。天候もよい日が続き、ここ富山や高岡では先週末は、運動会の小学校も多かったようです。

そして英検も迫ってますよ!(6月頭)

東洋経済新報社から

さて、今回気になる記事が配信されていました。語を学ぶ上で、さまざまなアドバイスや言説が存在します。しかし、これらの意見はしばしば正反対であり、どちらが正しいのか迷うこともあります。
今回紹介する東洋経済新報社のサイトに「英語勉強本を「300冊読んだ」彼女の英会話上達術 単語は「広く浅く」より「狭く深く」が正解な訳」という記事で、そのことを改めて思いました。例えば、「音読をやれ」という意見と「目を通じてで十分」という意見がありますし、同様に「精読をしろ」と「多読」、「文法やれ」と「気にするな」というような意見もあります。

多読についての続報(英語学習法として)

英語の語い力は広く?深く?

私たちは、「音読で広く語い力を身に着けろ」「英語は語い力で90%解決する」(このパーセンテージは気分で変わりますが、、、)と言っていますが、この方は、

そう、英会話ができるようになるための単語習得は、「広く浅く」よりも「狭く深く」が正解なのです。

英語勉強本を「300冊読んだ」彼女の英会話上達術 武智 さやか

とおっしゃっております。

英語と経営の理論は似ているが、、

英語学習と同様に、経営においてもさまざまな考え方や手法が存在します。一部の人々は、「その道一筋」で成功した、という話があれば、「思い切って方針を変換したら、その後うまくいった、などという話も聞きます。

一つの事業に集中して成功した成功話が、テレビで取り上げられたと思ったら、「広げた」経営者の本が売られいたり、「怠け者」だから効率的な働き方でうまくいったり、一日中脇目もふらずに働いたことがよかった、などなど相反することであふれています。そういう意味で、英語と経営は似ています。

英語は自分だけで決まる

しかし経営においては、トレンドや地理的特性、運など外部の要素が、影響を与えることもありますが、英語学習とは経営とことなり、外部の特性に左右されることはありません。英語にはお客さん、供給業者、商売にちょっかいを出してくる政府などはおらず、すべて自分自身で決まります(正確には、家族、仕事や学校の予定などには影響されるかもしれませんね)。

英語の勉強法は王道を

とりあえず、極端な勉強法は真似しない方が良いと思います。一度取り組んだ後で、時間が経ってしまうと、試験が迫るなどの場合、取り返しがつかなくなってしまうこともあります。

もちろん、個々の人には合った方法やアプローチがありますが、英語学習においては間違った方法というものは存在しません。ただ、より生産的な方法や効果的なアプローチがあるだけです。生産的な方法とは、投入した資源(お金や時間など)に対して高い成果を生み出す方法のことです。

私たちは、英語を話すためには、「語い力」と「話す練習」という、英語の勉強の技術うんぬんではなく、ファンダメンタルな部分に焦点を当てて、考えた結果音読という結論に至ったのです。

みなさん、イノベーションでも起きない限り、英語はオーソドックスな方法をとるべきですよ。