朝日新聞の教育関連サイトに、バイリンガル(英語を話せるようになる)を育てるためにと言うことで、勉強方法が載っていました。
この方はご自身で子供に英語教育を行い、格段に英語力をアップさせ、現在はインターナショナルスクール受験(中学)に向け、お子様と一緒に日々努力されている方です。
(参照:留学しなくても英語は話せる? バイリンガルを育てる家庭学習法)
英文法の暗唱、継続の必要性、、
この方の意見は、
- 英語力は英文法の例文をひたすら音読
- 継続させる
という2点に集約されます。
ほぼ全面的に賛成です。
英文法の例文の暗唱は効果的
論理建てて英語を話すには、文法は欠かせません。
文法のない文は言葉の羅列になってしまい、日本語でもそうですが、通じないこともありませんが、決して歓迎されるものではありません。
旅行などで短期的に英語が必要であれば、それでよいかもしれませんが、今必要とされている英語力はそのレベルではありません。
ですので、このように文法的に正しい英語を何度も読んで、話す練習をすると言うのは大切なことです。
継続させることも重要
しかしこの方法の欠点は、単調でつまらないことです。効果的かもしれませんが、つまらなければ長続きしません。
英語の学習は長続きさせなければなりません。
繰り返しになりますが、英語の学習には合計で2,000時間以上必要とされています(英語習得に必要な勉強時間についての参照:どれだけ英語を勉強したら英会話ができるのか)
ですので効果的だけど、続けれられない勉強法と言うのは、結局効果的ではないですね。(関連記事:長続きしない勉強は意味がない ビリー隊長)
なので、私たちは、そういった基本的な英文法も網羅できる物語などの本の音読を推奨しています。
物語などは、想像力を刺激し、またストーリー性は頭に残りやすく、英語が記憶に残りやすく、また思い出しやすくもなり、記憶するという観点から効果的です。
冗長とも考えられ、一見遠回りですが、急がば回れ。
ゆっくりかもしれませんが、長期で見れば、確実に力になります。
スラングは必要ない
ちなみに、イケてる英語を話す手段として、スラングを学習する人もいますが、これは全く必要ありません。
確かに、スラングもわかったほうがいいに決まっていますが、優先順位は下の下にするべきです。
しっかりと英語ができれば、わからない言葉について質問すればいいですし、国や地域によっても、通じるスラングは異なりますので、費用対効果は極めて低いといえます。
スラングを勉強するくらいであれば、本の1冊でも読むべきでしょう。